KULへの一人旅1:初めてのビジネスクラス搭乗体験
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はじめに
JGC修行を兼ねたKLの旅に来ています。出張がやたらに多かった2017年。10月になってこのままあと少し飛べば、JALのサファイアに到達できるのでは?ということで、急遽11月よりJGC修行を行うことにしました。仕事を休まず行けるタイミングを見計らい、私にしてはかなり滞在期間の短い弾丸旅行となりました。復路は日曜の深夜便なので、月曜はそのまま出勤するというプランです。とはいえ、月曜の業務が在宅で済ませることができる状態ならば出勤は回避したいところではある。
そして、今回は初めてのプレエコからのアップグレードビジネス(往路のみ)!ワクワクが止まらんとはこのことで、半月前から仕事の調整とラウンジとビジネスクラスに想いを馳せ、いつも以上にボケーっと日々を過ごしましたよ。まだ平会員(先月のアメリカ出張でようやくクリスタルにはなったけど、このステータスは通過点で別段メリットがない)なので、成田空港でサクララウンジが使える!というだけでテンションもMAXになるというものです。
憧れの成田空港のサクララウンジ
さて、搭乗前のお楽しみ。航空会社のラウンジ体験です。図々しくも本館とサテライトのラウンジをホッピングしてみました。まずはメインビルディングのサクララウンジ。こちらはアルコールやソフトドリンク、コーヒーなどとスナックが楽しめる広いラウンジと、名物のビーフカレーや時間ごとに変わる食事と共にお酒などが楽しめるダイニングに分かれています。ファーストクラス用のラウンジもありますが、それはさらに縁のない場所。平民はサクララウンジでも十分に快適に過ごせます。
サクララウンジの名物ビーフカレーも食べてみました。ビーフがごろっと入っていて、これが満足度が高い理由なのかな?と思ったけれど、よくよく考えてみると私は日本のカレーライスがあまり好きではないので、あえて朝からカレーライスを食べなくてもよかったな、と一口食べてから思ったり。パンなどは食べなかったけど、メゾンカイザーのクロワッサンなどが用意されていたようです。その他、クリーミー トマトスープが熱々でとても美味しかったな。サラダもシャキッとしていて新鮮で美味。何よりも嬉しいのはスパークリングワインも用意されている点。食事をしながら泡を飲み、さらに場所を移してラウンジで本を読みながらまた一杯と(実際の滞在時間は短かったのですが)ゆっくり過ごすことができました。
とはいえ、想像以上にラウンジは混んでいて、ゆったり優雅に過ごすには程遠いと感じたのも正直なところ。私がJGC修行をしたいと考えたのは、子連れで旅行する際にカルーセルで荷物が早く出て来たり、座席指定の枠が広がるという点にメリットを感じたから。しかし、うちの暴れん坊将軍(娘)と旅をする限り、あと数年は子連れでラウンジでゆったり優雅に過ごすなんて夢のまた夢でしょう。搭乗前に子の体力を削いで寝てもらうためには第二ターミナルのサテライトに向かう途中にできたキッズスペースで遊ぶ方が今の年齢なりの空港の過ごし方としては適しているのかもしらん。
ビジネスクラスで暴飲暴食w
さて搭乗です。機内ではお楽しみの雲の上のシャンパンを堪能します。ウェルカムドリンクなんてあるのかなと期待していましたが、シートベルトのサインがオフになり食事の希望を確認してもらう際に飲み物のオーダーを取ってくれました。なので最初の一杯が出て来たのは搭乗後30分以上経ってからだったかな。やってみたかったグラスを空に向かってかざす写真。空色のシャンパンになりましたよ。素敵。
恥ずかしかったけれど写真を撮らせていただきました。
お待ちかねの機内食!
JALのビジネスでは和食のほうが人気があるようですが、洋食を選びました。メゾンカイザーのチャバタとさつまいものパン。それに前菜はサーモンのマリネ ヨーグルトのソース。サーモンは美味しかったけれど、一番グッと来たのは和風のお出汁で軽く味付けされたようなカリフラワー。洋食の前菜だけど、日系航空会社のプライドをかけた一皿という感じ。全くの見当はずれだったらすみませんw
メインは国産牛サーロインステーキ きのこの盛り合わせとラビゴッドソースにしました。CAさんが「炊きたてのご飯がおすすめなので、どうぞご飯もご一緒にいかがでしょうか」と勧めてくださったので、ものは試しにいただくことにしました。
ラビゴッドソース、酸味が強いのでソースだけだとなんだか中華料理みたいな味付けだった。でもお肉はちょうど良い感じで美味しくいただきました。
ご飯はこの通り粒が立っていて美味しかったですが、完食できずに終了。残してしまい申し訳ありませんでしたが、空の上で炊いたご飯を食べることができてよい記念となりました。
デザートは栗のティラミス。
映画を観ながらチーズと赤ワインタイム。CAさんから「まるるん様はお酒が大変お強いと伺っております」とか言われて赤面ものでしたが、美味しくいただきます。ピノ・ノワールもうまし。
でも最後はピノ・グリージョ
機内で鑑賞した映画について
機内では本を読み、書類をチェックして、スティーブンキングのThe Dark Towerと、恋愛映画を撮ったらピカイチの陳可辛プロデュースの喜欢你(『こんなはずじゃなかった!』)と、韓国映画The Kingの3本を鑑賞。
The Dark Towerはマコノヒーが久しぶりの悪役でとてもはまっていた。続編がありそうなエンディングだったけどシリーズ化されるのかな。ファンタジー西部劇みたいな雰囲気で(エンディングではスパゲティウェスタン特集をしている映画館のサインボードがちらっと映ったりする)銃さばきやらの映像はかっこよかったけれど、子どもが好きそうなストーリーで「で結局のところ、塔ってなんね?」と趣旨がわからぬまま物語は終わってしまうのだった。途中で中断して週刊文春を読んだからかなw
中国映画の『喜欢你』は麗しの金城武の久しぶりのはまり役映画。こんなに美しい44歳って実在するんですね。相手役の周冬雨ちゃんが幼い印象の女優さんなのでどんなロリコンおじさんになるのかと不安だったけれど、きちんと可愛いラブストーリーとして成立していた。食通で神経質な億万長者という設定、特に神経質というのがピタリとはまっていましたね。アニメとの融合みたいな中国映画あるあるなラブストーリーは久しぶりに観たけど、上海の古い建物と合間って実に可愛かった。行きたかったけれど断念した東京国際映画祭で上映された映画で日本公開は未定のようなので、機内で観れてラッキー。
そして一番よかったのは韓国映画のThe King。韓国映画はどうしてここまで社会問題に鋭く切り込むことができるんでしょうねえ。それも今のタイミングで。羨ましい限り。モリカケ問題がうやむやにされるタイミングで角界を揺るがす暴力問題だとかどうでもいい芸能人の不倫スキャンダルが次々と報道される日本もこの映画でも観て色々と自省したいところです。それから最近の邦画は見分けのつかない恋愛クソ映画ばかり量産しているのも大人はうんざりしますので、大人も楽しめるエンターテイメント作品を頑張って作って欲しい(パク・チャヌクの『お嬢さん』が作れる文化、すごいよな〜)そしてチョン・ウソンが汚職まみれの検察部長を演じていて久しぶりの悪役、なかなかよかった。『アシュラ』もよかったけど、こういうのも悪くない。
さてそうこうしているうちにクアラルンプール国際空港に到着です。